最近は英信流奥から稽古しています。基本的には大森流、英信流表、太刀打、詰合という順番で稽古すべきだと思いますが、そうするとこれまでの稽古量が不足している英信流奥の稽古を始めるときには、それなりに疲れている。慎重に稽古したいのに注意が散漫になってしまう。ということで、順番を変えて奥から始めて大森流で終わるという稽古になっています。
はじめは空手やキックボクシングをやる仲間と一緒に稽古をしていましたが、土曜は家族と過ごされたりするので、今では私ひとり。静かな環境で黙黙と稽古。
三尺二寸の長刀にも随分慣れてきましたが、ふとしたときに力でコントロールしようとするので油断は禁物です。この長刀が教えてくれる太刀の道とこれまでの師匠や兄弟子に教えて頂いたことを頼りにひたすら自分を見つめる稽古です。
師匠のホームページの確認も欠かせません。
海外の単身赴任をして、しみじみと実感していますが、居合を学んでいてよかった。
一人で飽きずというのは、幸せなことです。
相手が一人でもいれば、大小詰の稽古も出来るのですが、これはぜいたくでしょう。
もちろん大石神影流の稽古もするのですが、これは本来二人で稽古するものですから、一人ではやっぱり少し物足りない。
ともあれ、一人稽古ができる今の環境に感謝です。
そんなことを思って稽古をしていたのですが、今日は道場を借りている市の市長さんが来られました。実は仕事でもたくさん支援をもらっていて、面識があります。
仕事の上でのサポートに対する感謝とともに、よい道場を使わせてもらっていることに感謝申し上げようと思ったのですが、…フランス語が話せない。。。
感謝を伝えられないというのは残念なことです。
これくらいは言えるようにしておこう。次回に備えて。
今、稽古で気を付けていることを書いておきましょう。
1)姿勢
力を抜くことを追求していくと、いわゆる「よい姿勢」ではなくなってきました。
ちょっと猫背気味でしょうか。一人での稽古なので、写真も撮れず分からない。
でも、楽に動けるようになってきたような気がするので、もう少し気を付けてみます。
2)初動
静かに動き始めるように注意を払うこと。いつ動いたか分からないくらいそっと動き出すように。先日、師匠のホームページで初動の大切さが取り上げられていたのは、嬉しいことでした。
3)動きを滞らせない
そして一旦動き始めたら、止まらぬように。一か所だけ動かすのではなく、全身が少しずつ動くように。意識としては、体を小さく使っているように感じています。これも注意していきたい。
4)師匠の前で
最後に大切なのは、いつも師匠の前で稽古しているような気持ちで取り組むこと。
たまに忘れてしまって、ぐずぐずな稽古になってしまうことがあります。
礼法を丁寧に行って、ゆったりとしかし気を抜かず稽古を続けていると、清々しいよい気分になります。
ぜいたくな時間です。